2009年秋、「政権交代」によって、日本社会にどんな「変化」をもたらすのか注目されます。教育でも、高校(公立)の「授業料の無償化」、「子ども手当」が検討され、また、内閣法制局法制審議会は「18歳」成人年齢を答申し政治判断を求めています。一方、高校新卒の就職内定が厳しく将来に不安を抱えています。こうしたなかで、「平和で民主的な主権者たる国民の育成をめざす政治教育の研究」を課題として活動する私たちの会は、以下のような研究集会を企画しました。多くのみなさんと意見交換・議論をしたいと考えています。
新年早々の研究集会ですが、ぜひご参加ください。
期 日: 2010年1月5日(火)13:00〜17:00
6日(水)9:00〜12:20
会 場 ; 東京・渋谷区立勤労福祉会館 第2洋室
住所 〒150-0041 渋谷区神南1−19−8 03-3462-2511
会場案内 JR山手線、井の頭線・東横線、地下鉄銀座線・半蔵門線・副都心線、
渋谷駅 ハチ公口下車 徒歩8分
(渋谷駅から西武デパート前、丸井前で公園通りをNHK方面に向かってパルコの前)
<石田英敬教授・プロフィール>
東京大学文学部仏文科卒、パリ第10大学大院博士課程修了、人文学博士2000年より同大学大学院情報学環・学際情報学府教授。その間、パリ大学客員教授、リヨン大学客員研究員など。
著書:『記号の知/メディアの知―日常生活批判のためのレッスン』東京大学出版会、2003年 『現代思想の地平』放送大学教育振興会、2005年 『知のデジタル・シフトー誰が知を支配するのか?』弘文堂、2006年
13:10 受付開始
<第1部> 報告 13:30〜14:30
◇ 「18歳選挙権導入の動きと『生徒は学校の主権者だ』宣言の検討」
杉浦正和(芝浦工業大学柏中学高等学校、全国民主主義教育研究会常任委員)
<第2部> 講演 14:40〜16:30
◇石田英敬 「『雄弁』は復活するか 〜アメリカと日本におけるメディアと政治〜」
17:30〜18:30
◇全国委員会
※全国委員会終了後、懇親会を開催します。(当日、参加希望を募ります。費用・会場当日発表)
<小玉重夫・プロフィール>
1960年生まれ。東京大学法学部卒、同大学院教育学研究科博士課程単位取得満期退学(1998年3月博士(教育学)の学位取得)、慶応義塾大学、お茶の水女子大学を経て、現在東京大学大学院教育学研究科教授。公教育の公共性問題を中心に研究し、シティズンシップ教育の第一人者です。
著書『教育改革と公共性 ボウルズ=ギンタスからハンナ・アレントへ』東京大学出版会1999年、『シティズンシップの教育思想』白澤社2003年、『教育と政治 戦後教育史を読みなおす』(共著) 勁草書房、『教育学をつかむ』(共著)有斐閣2009年
<第1部> 報告 9:10〜10:10
◇「シティズンシップ教育の意義を考える」
菅間正道(自由の森学園・教育科学研究会)
<第2部> 講演 10:20〜12:10
◇小玉重夫「いま求められる政治教育と学校のあり方 〜シティズンシップ教育の観点から〜」
申し込み・問い合わせ
○ 参加費; 一般2,000円(1日のみ1,500円) 学生1,000円
※当日受付でお支払いください。
○ 宿 泊; 各自でお願いします。
○ 申し込み・問い合わせ;
会場設営の関係上、できるだけ事前にお申し込みください。なお、当日会場での受付も可能です。
申し込み・問いあわせは、氏名・所属を明記のうえ、ここへメールしてください。
※お申し込みは、「名前、連絡先住所、連絡先電話、勤務校(在学校)、参加日<5日のみ・6日のみ・両日とも>をご記入ください。