2007全国民主主義教育研究会・中間研究集会のお知らせ      11.092/06
〜 格差社会・憲法・東アジア情勢の現状と未来を考える 〜

 低所得労働、新しい貧困層の出現、奪われる機会の平等など、教育や雇用をめぐる現状には、大きな課題があらわれています。日々、子どもたちと接する中で、こうした日本の現状をどのようにとらえ、どう教えるべきか、『階級社会−現代日本の格差を問う』(講談社)の著者、橋本健二教授の講演と会員のレポートをもとに考えます。また、二日目には、現代中国政治研究の第一人者である毛里和子教授をお迎えし、<東アジアの現状と未来>について考察する機会を設けました。
 さらに、憲法と主権者教育をめぐる実践と研究については、報告者のレポートをもとに、参加者の皆さんと「主権者を育てる民主主義教育」について大いに議論したいと思います。
 新年早々の研究集会ですが、ぜひご参加ください。

期 日 ; 2007年1月5日(金)13:00〜18:20 
               6日(土) 9:00〜12:00
会 場 ; 駒場東大前

[第一日]5日(金) 13:00〜18:00
記念講演 橋本健二「格差社会と若者の未来」(武蔵大学社会学部教授)

<橋本健二教授・プロフィール>
1959年生まれ。静岡大学を経て2002年より武蔵大学社会学部教授。専攻は理論社会学、階級論・社会階層論。主要著書として、『現代日本の階級構造』(東信堂1999年)、『階級社会日本』(青木書店2001年)、『階級・ジェンダー・再生産』(東信堂2003年)など。最新刊に『階級社会−現代日本の格差を問う』(講談社選書メチエ2006年)がある。

12:30  受付開始
12:50  開会挨拶・事務連絡
<第1部> 憲法と格差社会 実践と現場からの報告
13:00〜13:30 「日本国憲法と思想・良心の自由」(東京・高校)
13:30〜14:10 「野宿者からフリーター・ワーキングプアーへ 日本から世界―格差を考える」(福田秀志 兵庫県立尼崎小田高校) 
14:10〜14:50 「格差社会と高校生の現状」(東京・高校)

<第2部> 記念講演 格差社会と若者の未来を考える
15:00〜17:00 「格差社会と若者の未来」(橋本健二 武蔵大学教授)

17:10〜18:00  全国委員会
   懇親会(希望者のみ) 費用・会場は当日連絡いたします

[第二日]6日(土) 9:00〜12:30
記念講演 毛里和子「東アジアの現状と未来」(早稲田大学政治経済学部教授)

<毛里和子教授・プロフィール>
日本国際問題研究所、静岡県立大学、横浜市立大学を経て1999年より早稲田大学政治経済学部教授。専攻は、中国政治と外交、東アジア国際関係。おもな著書に『中国とソ連』(岩波新書1989年)、『現代中国政治』(名古屋大学出版会1993年/新版2004年)、『現代中国政治を読む』(山川出版社1999年)、『日中関係−戦後から新時代へ』(岩波新書2006年)などがある。

8:40 受付開始
<第1部> 憲法と政治教育の課題
9:00〜9:30 「主権者を育てる授業の原理と構想」(杉浦正和 芝浦工業大学柏中高等学校)
9:30〜10:20 「憲法『改正』問題に向き合う高校生」(菅間正道 自由の森学園・教育科学研究会)

<第2部> 東アジア政冶の現状と課題を考える
10:30〜12:30 「東アジアの現状と未来」(毛里和子 早稲田大学教授)

12:30 閉会挨拶

会場への交通・地図
○ 交通機関;京王井の頭線 駒場東大前駅下車徒歩7分 場所の地図

申し込み・問い合わせ
 ○ 参加費; 2,000円(1日のみ1,500円、学生1,000円)
   ※当日受付でお支払いください。
 ○ 宿 泊; 各自でお願いします。 徒歩2分の駒場エミナース(03‐3485‐1411)が利用できます。
   会場設営の関係上、できるだけ事前にお申し込みください。なお、当日会場での受付も可能です。 
  申し込み・問いあわせはメールアドレスにお願いします。ここをクリックしてください。

※お申し込みの折は、「名前、連絡先住所、連絡先電話、勤務校(在学校)など、参加日<5日のみ・6日のみ・両日とも>をご記入ください。

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