全国民主主義教育研究会第34回大会
(2003年7月26~28日))

学校・家庭・地域から  主権者を育てる民主主義教育を確立しよう
……於 静岡県熱海温泉西熱海ホテル…………
 教育基本法「改正」と新学習指導要領、教育に対する市場原理の導入など、進行中の教育改革をどうとらえ、実践すべきか.また、2001年9月11日以降展開する国内外の大きな変化をまえに民主主義教育の内容が間われています.
 こんにちの教育実践と研究の成果を交流しあい、”未来をひらく教育”の糸口を探していきましょう.多くの方の参加をお待ちしております。

◎◎ 全体集会 ◎◎
◆記念講演(第3日)
「イラク戦争・有事法制----教育基本法」   小森陽一氏・東京大学教授
 小森陽一氏は東京大学大学院総合文化研究科教授。「国家体制再編めざす教育基本法改悪」「『つくる会』教科書から日本の保守構造を読む」、「反戦情報」紙・ウェブ版など。専門は、日本近代文学。単著では夏目漱石を対象とした多くの評論をはじめ、『日本語の近代』『ポストコロニアル』(岩波書店)など。文芸評論家としても活躍、近著に『歴史認識と小説----大江健三郎論』『岩波講座近代日本の文化史』ほか、シリーズ編著も多数。

◆特別報告(第1日
「できない考----生活指導重点校のまなざし」  樋渡直哉氏

◆基調報告(第1日)杉浦真理氏(未来をひらく教育誌編集長)

◎◎ とき・ところ ◎◎
◆と き:2003年7月26日(土)~28日(月)
◆ところ:静岡県熱海温泉・西熱海ホテル tel(0557)81-1111
      〒413-0032 静岡県熱海市梅園町1-1 西熱海ホテル
◆費 用:参加費 6000円(1日のみは3000円)
      宿泊費26000円(宿泊費2泊5食・会場費)
◎◎ 交通案内 ◎◎
車/
  東名高速道路沼津ICから熱函道路経由で36㎞(平常時40分)。
  厚木ICから小田原厚木道路、真鶴道路経由で57㎞(平常時1時間10分)。
電車/
  JR熱海駅からタクシーで7分(約1,000円)、バスで15分。
伊東線「来宮」駅すぐ
◎◎ 大会日程 ◎◎
日  時   9 ---10---11--- 12--- 1--- 2--- 3---4--- 5--- 6--- 7--- 8--- 9
26日(土)                 受付        基調・特別報告レポート紹介            タ食・交歓会     全国委員会
27旧(日) 分科会               昼食    分科会                          夕食      ワークショップ
28日(月) 総会    記念講演
  ※常任委員のみ25日(金)午後6時夕食 午後7時常任委員会

◎◎ 分科会 ◎◎
○第1分科会 民主主義思想
 個人と国家・あるいは「規範」と「秩序」といった「イデオロギー」に、「戦後民主主義」は、そして私たちの実践はどのように向き合ってきたのでしょうか。生徒の言質の中に、デモクラシーを省察・深化する問題提起を見いだしていきたいと思います。
  「生徒の感想を活用した生き方の学習」               (東京・高校)
  「新指導要領下の中学生の意識」                  (東京・中学)
  「政治教育の盲点」                            (神奈川・高校)ほか

○第2分科会 憲法と平和
 テロ対策を装ったブッシュ大統領によるイラク攻撃、有事法制、個人情報保護法もほとんど議論のないままに、さも当然のことのように通過していきます。医療費が3割負担になり、高齢者は1割負担となっています。雇用保険も保険料が引き上げられたのに給付水準が引き下げられています。教育基本法も攻撃されています。
  国が、社会的弱者が、国民が死にゆく今、憲法や平和について学び、語りませんか。
  「生徒の法意識調査」                         (東京・養護学校)
  「高校生の米国によるイラク戦争反対運動」            (東京・高校)
  「戦争の授業の実践----戦争レポート・ディベート」          (神奈川・中学校)
  「生徒が陪審:模擬裁判学習」                     (千葉・高校)ほか

○第3分科会 環境と経済
 脱出のできない不況と、少子高齢化で未来が見えない日本。そんな中で自分の人生を切り開ける力を若者に育てるには、生活に役立つことを知ることが一番。とすると、著しく関心の薄れた感のある経済教育の出番なのです。どうしたら楽しく経済を学び、環境について考えるか。みんなで考えましょう。持参レポート、大歓迎です。
  「地球市民育成のための授業のあり方」              (千葉・高校)
  「いま『豊かさとは何か』~~経済教育入門」           (千葉・高校)
  「『暮らしの経済と法律』続」                      (神奈川・高校)ほか

○第4分科会 学力と授業づくり
 白装束の宗教団体が気持ち悪いと、各局が連日、大騒ぎのマスコミが、同じ番組のなかで、今日の星占いはと、公共の電波で平気で流し、隣の国の宗教じみた独裁体制を批判しながらわが国の「君が代」の強制には疑問を持たない。学力検査で学力が落ちているといいながら、じゃあ、どんな学力が必要なのかの議論はされない。いったい、この国は、どうなっているんだろう?
 新学習指導要領、総合的学習、論文指導などなどの実践報告を通して、真に生徒・学生につけるべき学力は何なのか。さまざまな実践報告をもとにして真摯に議論したい。
  「樋渡実践をめぐって」                         (東京・高校)
  「世界史のレポートを構成する」                    (東京・高校)
  「有事立法そして教育基本法」                    (愛知・高校〉ほか

○第5分科会 自立と連帯を育てる
 毎年、子どもたちの「自立と連帯」について様々な方面から議論しています。
 いじめ、不登校、犯罪の低年齢化など、子ども・教師・親をめぐる課題は山積しています。課題の大きさに負けず、今年も元気をみんなで持ち帰りましょう。 お待ちしています。
  「過疎の地域へ修学旅行」                       (東京・中学校)
  「職場への圧迫をどうはねかえすか」                (東京・高校)
  「現代社会における”自立”を考える」                (愛知・大学)

◎◎ ワークショップ ◎◎
  第1「総合的な学習の時間」……どう組み立て、どう実践するか
  第2「いま職場は----教育改革のなかで」……多忙化と、新職階制をどう考えるか
  第3「新指導要領下の学校」……学校が息苦しいのはなぜ?

◎◎ 申し込み ◎◎ 7月20日までにお申し込みください
●現金書留にて、大会参加費6,000円(学生3,000円)と参加申込書をお送り下さい。
※送付先※ 川上満宛
●期限をお守りください。25日をすぎての宿泊のキャンセルは違約金をいただきます。
川上満へのメール

……全民研第34回大会参加申込書…………  月   日
氏名
男・女 歳 会員/未会員
住所 〒
電話
勤務先
参加回数:初/2~4回/5回以上
職種:教員(小・中・高・大) 学生/院生
朝食・昼食・夕食・宿泊の有無を日ごとにお知らせください。
参加希望 分科会 ( ) 7/26(土)
参加希望 ワークショップ( ) 7/27(日)
※煙草を吸う人と同室で(困る・かまわない)

inserted by FC2 system