☆分科会(7月29日)
第1分科会 民主主義思想
本年度の第一分科会のテーマは、民主主義的市民性をいかに育成するかとしたい。報告では、公民的共和主義、新自由主義のシティズンシップ論、サービスラーニング、また伝統的なリベラル・シティズンシップ論などが紹介された。本年度も、「市民性」「道徳性」を学校教育の中で形成する原理・理論について考察していく。
レポート@「ソクラテス・プラトン・アリストテレスをどう教えるか」(東京・高)
A「考えること・思索すること」(愛知・高)
B「民主主義教育再考」(東京・高大)
C「戦後の民主主義教育運動と「日の丸・君が代」強制」反対の思想(東京・大)
第2分科会 憲法と平和
裁判員制度が「ニュース」ではなくなり、これまでの裁判員制度の学習や法教育を批判的に検討していく時期になりました。沖縄密約や沖縄の基地などが大きな関心となる中で、その核心となる日米安保や平和の問題は曖昧なまま報道・議論されている現実があります。憲法や平和の教育、さらに生存権(25条)が重視され、問い直されていくでしょう。今回の大会では、以下の報告を中心に、3.11以降の憲法教育を考えていきたいと思います
レポート@「セーフティネットの授業を社労士さんとつくる」(京都・中高)
A「東京における『日の丸・君が代』強制反対のとりくみ」(東京・高)
B「憲法をどう教えたか〜『人身の自由』の授業を中心に」(神奈川・高)
C「原発をどう教えたか」(北海道・高)
D「星をつないで星座をつくろう〜大学における平和学習」(東京・大)
第3分科会 学力と授業づくり
授業をどうつくったらよいか。さらに、社会を見抜く見方と判断をする力を育てるにはどうしたらよいか、難しい問題である。本分科会では、「学力」を「授業づくり」と関連させて議論します。学力は多義的な言葉ゆえ、授業づくりも多様になります。「学力低下論」の対策として新学習指導要領が発表され、これに基づく「新しい社会科の授業」が提言されていくはずです。「政府の側」の授業づくりに対抗できる、全民研の授業づくりを一緒に考えていきたいと思います。
レポート@「NIEと主題学習−主題学習を中心とした学習プラン」(東京・高校)
A「君も裁判官―判決文を使った授業―」(千葉・高)
B 「時事問題への関心を高めるニュース発表学習」(千葉)・中高
C「活用型学力をどうつけるかーパフォーマンス課題の試み」(兵庫・高)
第4分科会 自立と連帯を育てる & 経済と暮らし
子どもや若者にも鋭く現れている格差社会。その現実はどうなっているか。就職難は?アルバイトは?不正期労働の現実は?それらを見すえながら、生活の中での彼らの人間関係はどうなっているか、またクラス、クラブ、生徒会のレベルでの、公共空間は築かれているのか。彼らの自立と連帯をすすめる実践を検討したい。以下は予定レポート
レポート@「今、家族は・・・」(大阪・高)
A「投資教育を考える−株式学習ゲームを手がかりに」(東京・高)
B「教室で大事にしてきたことー小学校でー」(東京・小)
C「18才選挙権をめぐる日本の現状」(千葉・中高)
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