全国民主主義教育研究会 2008年(第39回)大会

学校・家庭・地域から
主権者を育てる民主主義教育を確立しよう
   全国民主主義教育研究会 第39回 大会
7月29日(火)から7月31日(木) 

於 専修大学 神田キャンパス 7号館

 新学習指導要領では、社会科の学習内容として「法教育」が取り上げられた。現在、法曹関係者が
「法教育」に乗り出したこともあり、「法教育」の研究・実践は、活発になってきている。私たちの仲間の中には、
比較的早い段階から米国流の「法関連教育」の研究に関心をもち、フォローし、
批判的に吟味してきた会員、法曹関係者と懇談の中から「法教育」の輪郭を明らかにしてきた会員が多数いる。
他方、「憲法教育」・「民主的な政治教育」を大切なものと考えるスタンスを堅持し、
自分たちの思いをどう伝えるかを追求してきた。その成果が、
新機関誌第2号、『立憲主義と法教育』(同時代社)である。
本大会では、現代資本主義の動向を捉えなおすとともに、憲法教育実践、教育学者・法学者、
広く社会科学研究者との協同の「場」をつくり、「憲法教育」「法教育」の"クオリティ・アップ"をめざしたい。
共に学んでいきましょう。大会の参加をお待ちしています。

◆§全体会
◆記念講演 (7月31日:3日目)
  伊東光晴 (京都大学名誉教授)
  
「現代資本主義は変わったか 〜二十世紀からの教訓〜」
   著書:『日本経済を問う−誤った理論は誤った政策を導く』岩波書店、2006年
       『ケインズ』岩波新書、『現代に生きるケインズ』岩波新書
       編著に『岩波現代経済学事典』など多数。
 
◆特別報告1(7月29日)
  
内藤光博氏  (専修大学法学部教授・憲法学専攻)
   
「現代日本の憲法状況」
    
◆特別報告2(7月29日)

  
北川善英氏 (横浜国立大学教授)
   
「法教育の現状と課題」

◆基調報告(7月29日)
   本会常任委員より


☆分科会(7月30日)
第1分科会 民主主義思想                             
 日本社会は、「自己責任」という競争の論理だけが肥大化したに見える社会にモデルチェンジした。社会が希望を失った時、子供たちの未来像を失う。子供と青年の思想形成には、新自由主義的なモデルと違う社会像。すなわち「オルタナティヴ」なモデルをつくることが必要である。本年度も上記の観点を重視し、次のレポート検討していく。なお、レポーターは「標準文法的」な実践者でないので、タイトルではわからない、おもしろさが期待できる。

レポート@「過去の授業ネタ虫干し」(東京・中高) 
     A「取るに足りない者の発言」(東京・高)
     B「続・はじめての倫理」(東京・高)

第2分科会 憲法と平和・経済                       
 
教育基本法の改定や日本国憲法の改定に目を奪われているうちに、様々な人権を侵害していくのではないかと懸念される法律が成立し、さらに成立させられようとしています。今まで以上に47年教育基本法や憲法の存在意義が多くの人々の間で関心を集めています。危機とも言える状況の中で、憲法の意義や平和の意味を日々の実践の中から学んでいきたいと考えています。

レポート@「憲法教育の試み−『恵庭事件』を素材として」(北海道・大)
     A「弁護士会における法教育と憲法教育の試み」(北海道・弁護士)
     B「大阪弁護士会と社会科教員との活動」(大阪・高)
     C「憲法教育と法教育」(長崎・大)
     D「私たちがめざす法教育とは?」(京都・中高)

第3分科会 学力と授業づくり
 
本分科会は、「学力と授業づくり」とを関連させて議論します。「学力」は多義的な言葉ゆえ、授業づくりも多様となります。 「学力低下論」の対策として新学習指導要領が発表され、これに基づく「新しい社会科の授業」が提言されていくはずです。本年度の分科会では、国家の側に授業づくりに対抗できる、全民研の授業づくりを一緒に考えていきたいと思っています。

レポート@「人文社会科学系研究機関と公民教育」(東京・高)
     A「新学習指導要領と授業づくり」(東京・大)
     B「市民的資質を育成するための地理教育のあり方
       −公民教育との接点から考える−」(千葉・中高)

第4分科会 自立と連帯を育てる 
 
毎年、子どもたちの「自立と連帯」について様々な方面から議論しています。いじめ、不登校、犯罪の低年齢化など、子ども・教師・親をめぐる課題は山積しています。今年は、経済の動向を視野に入れながら考えます。 課題の大きさに負けず、今年も元気をみんなで持ち帰りましょう。

レポート@「食料と環境とグローバリゼーション−WTO・ FTA・ EPA」(兵庫・高)
     A「環境問題に関すること」(愛知、大)
     B「日常生活のルールを考える権利=人権教育」(千葉・中高)
     C「高校生の意識調査」(千葉・中高)

 

☆30日「夜の報告会」
 東京都の教育について、また分科会のレポートから、再度、報告のリクエストがあったものなどを考えています。


☆とき・ところ 
◆と  き 2008年  7月29日(火)〜7月31日(木)
◆と こ ろ 専修大学神田校舎 7号館(大学院棟)

■費 用 参加費 6,000円(学生4,000円) 1日のみは3,000円
       夕食交流会 5,000 円
    (懇親会)
 ※ 今年は宿泊先を用意していませんので、遠方の方々は各自で宿泊先確保をお願いいたします。

☆交通案内
●水道橋駅(JR)西口より徒歩7分
●九段下駅(地下鉄: 東西線、都営新宿線、半蔵門線) 
 出口5より徒歩3分
●神保町(地下鉄:都営三田線、都営新宿線、半蔵門線)  出口A2より徒歩3分 
 地図


☆大会日程
29日(火)11:30〜13:00 受付
     13:00〜17:00 基調報告・特別報告・レポート紹介
     18:00〜19:30 夕食・交歓会
     20:30〜    (全国委員会)
30日(水) 9:00〜12:00 分科会
     12:00〜13:00 (昼食)
     13:00〜17:00 分科会
     18:00〜19:30 夕食
     20:30〜21300 報告会
31日(木) 9:00〜12:00 総会・記念講演



☆申し込み
  @参加申込書宛て先について、次にお問い合わ・申込してください。 
  A大会参加費6000円を郵便振替によってお振り込み下さい。
   通信欄に大会参加費(と夕食交流会費)とご記入ください。
   郵便振替口座 00120−1−97883、加入者名:全国民主主義教育研究会 
*期限をお守りください。宿泊のキャンセルは違約金をいただきます。
 7月23日までにお申し込みください。25日をすぎての宿泊のキャンセルは違約金をいただきます。

……全民研第39回大会参加申込書内容項目…………
  氏名
  男・女 歳 会員/未会員
  住所 〒
  電話、eメールアドレス
  勤務先
  参加回数:初/2〜4回/5回以上
  職種:教員(小・中・高・大) 学生/院生
  参加希望 分科会 ( ) 7/30(月)
  ※煙草を吸う人と同室で(困る・かまわない)

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