全国民主主義教育研究会 2006年(第37回)大会

予定に入れておいてください。  4.24/06

学校・家庭・地域から
主権者を育てる民主主義教育を確立しよう
   全国民主主義教育研究会 第37回 大会

7月30日(日)から8月1日(火) 

於・六甲スカイヴィラ

 政府は教育基本法「改正」案を国会に提出しました。「戦後民主主義」の根幹にかかわる思想・原理をないがしろにする政治のあり方、また戦後社会の理念を理解していないように見えるマスコミの論調も気になります。このような状況の中で、教育基本法や憲法、民主主義教育を学び、他方「格差社会」、「市場原理主義」の現状を考え、それに代わり得る未来像を描ける大会としたいと考えます。共に頑張りましょう。大会の参加をお待ちしています。

◆記念講演 (8月1日:3日目)
    講演題目:
政治教育−−ドイツの横顔
    近藤 孝弘 (名古屋大学大学院教育発達科学研究科助教授)
○内容……各国で進められている政治教育には、それぞれの近現代史を反映した個性が認められる。
ドイツの場合、反ナチズムという基本姿勢が、それにあたるだろう。しかし、現実には必ずしもドイツ独特の
現象ではなく、多くの諸国が同時代的な共通性の中にある。 戦後ドイツの政治教育に対する批判的な
観察は、私達の足元で進行するマスメディアや文化シンボルによる民主主義の空洞化を、より的確に分析
する目を与えてくれる。
○著書……『ドイツの政治教育』(岩波書店, 2005年)
       『ドイツ現代史と国際教科書改善』(名古屋大学出版会,1993年)
       『国際歴史教科書対話−ヨーロッパにおける「過去」の再編』(中公新書, 1998年)、
       『ドイツの政治教育』(岩波書店)

◆特別報告(7月30日)
  
「ヒロシマから見る国際平和」
  
 浅井基文(広島市立大学広島平和研究所所長・
            全国民主主義教育研究会会長)

◆第二特別報告(7月30日)
  
「高校生の主体づくり−1975年以降−」
   吉田豊
(全国委員・愛知)

◆基調報告(7月30日)
   
菅澤康雄 (常任委員・千葉)


☆とき・ところ 
◆と  き 2006年  7月30日(日)〜8月1日(火)
◆と こ ろ  国立公園六甲山・
グランドホテル 六甲スカイヴィラ п@078-891-0140

■費 用 参加費 6,000円(学生4,000円) 1日のみは3,000円
       宿泊費 22,000円(宿泊費2泊5食・会場費)


☆交通案内
【電車をご利用の場合】
・JR新大阪駅から快速又は普通に乗り換えてJR六甲道駅で下車。
 JR六甲道駅から六甲ケーブル下行きバス、ケーブル下から山上駅まで(六甲山ケーブル)、
 山上駅からは送迎バスあり。
(ケーブルは20分間隔で出ています。山上駅についたら、ホテルに電話すると迎えにきてくれます。)

・新幹線新神戸・阪急・阪神三宮駅・JR三ノ宮駅からタクシーで約40分
・阪急六甲・JR六甲道・阪神御影駅からタクシーで約20〜40分
・市バス16系統各駅から六甲ケーブル下駅まで約10〜30分
  六甲ケーブルにて10分(山上駅・ホテル間の無料送迎バスあり)
【自動車をご利用の場合】
 地図


☆大会日程
30日(日)11:30〜13:00 受付
     13:00〜17:00 基調報告・特別報告・レポート紹介
     18:00〜19:30 夕食・交歓会
     20:00〜21:30 (全国委員会)
31日(月) 9:00〜12:00 分科会
     12:00〜13:00 (昼食)
     13:00〜17:00 分科会
     18:00〜19:00 夕食
     19:30〜21:00 報告会
1日(火) 9:00〜12:00 総会・記念講演


☆分科会(7月31日)
第1分科会 民主主義思想
……日本社会は、「自己責任」という競争の論理だけが肥大化したかに見える社会にモデルチェンジした。社会が希望を失った時、子どもたちも未来像を失う。子どもと青年の思想形成には、新自由主義的なモデルと違う社会像、すなわち「オルタナティヴ」なモデルをつくることが必要であるという観点から、次のレポートを吟味していきたい。
レポート@「歴史・倫理・論理−あえて『羊頭狗肉』を問う−」(神奈川・高)
     A「続・ホッブズ・ロック・ルソーをどう教えるか」(東京・高校)
     B「女性の権利−戦前と戦後の教科書の比較−」(千葉・高校)

第2分科会 憲法と平和
……教育基本法や日本国憲法の改定に目を奪われているうちに、さまざまな人権を侵害していくのではないかと懸念される法律が成立し、さらに成立しようとしています。今まで以上に、教育基本法や憲法の存在意義が多くの人々の間で関心を集めています。危機とも言える状況の中で、憲法の意義や平和の意味を、日々の実践の中から学んでいきたいと考えています。
レポート@「政治の力をつける主権者教育」(千葉・中高校)
     A「高校生と憲法改正問題」(東京・中高校)
     B「全民研の憲法教育37年・・・・」(埼玉・高校)

第3分科会 環境と経済
……大企業が史上最高益をあげる中、非正規雇用が増えて若者の二極化が深まる日本。少子高齢化に関心が高まるものの、若者へのバッシング的言論が多く、自立支援の意見が少ないようです。将来を見すえて人生を切り開く若者とそれを支持する社会をつくるため、経済・環境教育は欠かせません。生活の中から楽しく学んで、目が開かれる工夫をみんなで考えましょう。持参レポート、大歓迎。
レポート@「続・くらしの法律と経済」(大阪・高)
      A「フリーター問題から始めた現代社会の授業」(神奈川・高)
     B「高校生の子育て観・・・『できちゃった婚、是か非か』討論」(千葉・中高)

第4分科会 学力と授業づくり
……授業をどうつくったらよいか。さらに、社会を見抜く見方と判断をする力を育てるにはどうしたらよいか。難しい問題である。本年は、多様・多彩な学習内容と学習指導方法が@の報告によって紹介される。次にAの報告をうけて、模擬投票の政治教育における意義・意味を考え、Bの報告を話題として、「心の自由」というトピックに対する学習方法論を考えたい。
レポート@「ディベートを軸とした現社授業」(東京・高)
      A「憲法改正模擬投票」(京都・高)
      B「『心の自由』と高校生」(神奈川・高)

第5分科会 自立と連帯を育てる
……毎年、子どもたちの「自立と連帯」について様々な方面から議論しています。いじめ、不登校、犯罪の低年齢化など、子ども・教師・親をめぐる課題は山積しています。課題の大きさに負けず、今年も元気をみんなで持ち帰りましょう。
  レポート@「学校の自然を活かした教材」(東京・小)
       A「はじめての学年主任・・・その後」(大阪・中高)
       B「学校の統廃合問題に取り組んだ生徒たち」(三重・高)
       C「格差社会と区内中学校の現状」(東京・中)  


☆31日「夜の報告会」
……全民研主催の「5月の憲法集会」をふまえ、「いま、憲法・教育基本法を考える」を常任委員会より報告します。


☆申し込み
  @参加申込書宛て先について、次にお問い合わせください。 
  A大会参加費6000円を郵便振替によってお振り込み下さい。通信欄に大会参加費とご記入下さい。
   郵便振替口座 00120−1−97883、加入者名:全国民主主義教育研究会 
*期限をお守りください。宿泊のキャンセルは違約金をいただきます。
 7月20日までにお申し込みください。25日をすぎての宿泊のキャンセルは違約金をいただきます。

……全民研第36回大会参加申込書内容項目…………
  氏名
  男・女 歳 会員/未会員
  住所 〒
  電話
  勤務先
  参加回数:初/2〜4回/5回以上
  職種:教員(小・中・高・大) 学生/院生
  朝食・昼食・夕食・宿泊の有無を日ごとにお知らせください。
  参加希望 分科会 ( ) 7/26(土)
  参加希望 報告会( ) 7/27(日)
  ※煙草を吸う人と同室で(困る・かまわない)

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